久留米絣という名の未来を共有するインタビュー
2020年 5月15日 氏名 綱本(榎本)敬子
- 久留米絣を知ったきっかけ(過去)
人生のルーツをたどる
なんとなく駅の民芸品を扱っているお店にある、当時若い私にはあまり関心を持てない物でした。ある時福岡市のアクロス福岡で久留米絣の展示会があり、時間つぶしに寄った際、あれ?こんなに明るい色合い、こんなにもかわいい模様が久留米絣なの?と衝撃でした。
- 久留米絣と私(現在)
生活やビジネスにおける関り
私は織元さんに対して久留米絣を使わせてもらっている気持ちです。気が遠くなる作業・技術・センスすべて必要でさらには経営者でもなくてはならない。1人何役も掛け持ちされています。そして出来上がった久留米絣、それを使わせていただき形にする。大切なバトンを受け取るわけです。
しかし、私がTAKUMI Collectionを立ち上げたときから決めていたこと。全てはお客様が欲しいと思うものを買える価格で提供すること。大切なバトンを、さらに魅力的に形にして皆様の生活の一部にすること。それが久留米絣を使わせてもらっている身としては織元さんへの恩返しかと。…りっぱなこと言いましたが、何より私が久留米絣と向き合って商品を作っている時間が楽しくて大好きなんですね。それがないと、今この仕事は続けていないと思います。仕事であり、生活の一部になっています。絣で服飾雑貨を主に作っていた私が出産を機にベビー用品を作ったのですから、やっぱり好きなんです(笑)
- 自身の人生における絣の存在(未来)
久留米絣と寄り添って、これからを生きていく
あまり深くは考えていないです。おそらく今絣が周りにあることが当たり前なのでしょう。例えば、冷蔵庫に卵が常にあるように。しかし、その手を止めてはいけないと思います。久留米絣の織元さんは次の世代に良い状態で渡していくように努めないととても厳しい世界なのだと近くで見ていて感じます。久留米絣を知らない方でも知るきっかけをTAKUMI Collectionの商品を通してできているのなら続けることが大事なのかと。わずかな力ですが継続していきたいと思います。
…要は久留米絣やものつくりが好きで楽しいからなんですけどね(笑)
<TAKUMI Collectionさんについて>
綱本(榎本)敬子さんが、立ち上げられたオリジナルブランドがTAKUMI Collectionである。ポーチやバッグなどオトナ女子が思わず欲しくなるかわいい雑貨を中心に商品展開されている。実店舗を持たず、ネット通販や卸販売、ポップアップショップなどを中心に活動されているのも現代の女性起業家ならでは。商品のみならずパッケージや商品タグなどにも気を配った繊細なこだわりと洗練されたデザインが特徴的であり、自分用だけでなくギフトに最適な絣グッズが充実。ご自身のライフスタイルの変化に合わせて最近ではベビー用品も登場。ということは次のステージでは・・・。ライフスタイル変化型の絣商品が楽しみである。
久留米絣織元 下川織物
E-MAIL info@oriyasan.com
instagram http://instagram.com/shimogawakyozo/
facebook https://www.facebook.com/shimogawaorimono
Twitter @kasuritter
Tumblr kyozoshimogawa
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOZennIqkscFGNJLwnTOyKg