3代目のブログ（スタジオライブレポート無地）

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現在、フル稼働とはいきませんが、工場内には20台の織機が整然と並んでいます。基本的には、20台の織機すべてに経糸が乗っています。久留米絣は括り技法による多種多彩な柄の表現が特徴ですが、２０台の織機すべてで柄を織っているわけではありません。比率で言えば、むしろ柄物以外（無地、縞、チェックなど）のほうが多いです。ですが「括り工程」以外は、同様の工程を経て、作られる無地や縞も柄物同様の製法で仕上げるために独特の柔らかい風合いは健在です。むしろ無地や、縞は柔らかさをさらに追及して細かいところでの調整、工夫をおこなっているため、柔らかさが増している場合が多いです。