久留米絣は、括り技法による糸の染め分けで柄を表現することが一番の特徴です。そのため、柄ありきという考えが一般的だと思います。しかし、製品の多様化に伴い、括り工程を省いて、その他は同じ工程で作る無地や縞なども作るようになりました。新商品を開発したから市場のニーズが生まれたのか、あるいは市場のニーズの細かな変化を感じ取って商品開発したことで新たな需要と供給体制を確立できたのか、その時々のタイミングでいろんなケースが想定されるとは思いますが明確なニーズがあって作ることは少ないかなと思います。おそらく今後このようなことが想定されるという仮説に基づいて、様々な準備をしていく中で製品開発ということにつながってきたとの認識です。糸番手の組み合わせを変えたり、平織りでもタテヨコの密度の変化などで風合いにも変化をだすなど多種多様な無地、縞を作っています。長年の技術の蓄積はその会社特有のものでありかけがえのない会社の財産だなと思います。これまでにも織機の改良により綾織りなども作ってきました。今年も素材の開発には注力していきたいと思います。
久留米絣織元 下川織物
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