<ネップ無地について>
経糸:30/2、 緯糸:12/1ネップヤーン 写真の色は経糸:濃グリーン、緯糸:黒
この糸の組み合わせは、主に手織りで用いられる組み合わせで動力織機織りの久留米絣の最も標準的な糸番手(糸の太さの単位)に比べると太めの糸になります。なので、織りあがった生地の風合いもやや肉厚です。
久留米絣は、括り技法による柄の表現が特徴のため基本的に無地の概念がなかったように思います。しかし時代が変わると久留米絣は「庶民の普段着としての着物生地」ではなくなっていきました。日常着としての着心地の良さは変わらないのになぜそうなったのか。日本という国が開かれて多様化していき、和装だけでなく洋装も取り入れるようになったからです。時代の多様性に合わせて久留米絣も多様性を取り入れて深化していくことが大事だと思ったので、風合いの良さを最大限に活かした「久留米絣の無地」という概念を生み出しました。
久留米絣織元 下川織物
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