2柄 紹介

H26.8.3十字井桁赤

十字と井桁の組み合わせ柄です。

久留米絣の典型的な古典柄ですが

地色を赤にして、黒と白の十字 井桁にすることで

古典柄の印象を変えてます。

パッチワーク使いなどで重宝されるリピート柄です。

一緒に写してるのは、ヨコ糸です。

トング と呼んでる 木の板に柄合わせしながら

ヨコ糸を巻いてます。

トングに巻いた糸の左の方に

タテに真っ白につながってる部分が

織るときの 右端(耳)になります。

生地の折り返しのところに耳をあわせて

織っていけば中の柄が正しく織られていくという仕組みです。

H26.8.3立絣2

立絣のかすれ柄です。

括り(くくり)のテクニックで

かすれ模様を作ってます。

一時期よくつくってた柄で

15配色くらい作ってました。

メンズシャツなどでよく売れてました。

久しぶりに作ってます。

この柄は、珍しく注文柄ではなく、フリー柄として作ってます。

H26.8.3立絣1

 

機織り機の反対側から撮った写真です。

40/2の糸が800本ほど並んでます。

絣糸と地糸の割り込み方で陰影を出して

視覚的に立体感を出すのが絣の特徴の一つだと言えます。

久留米絣 下川織物