十字と井桁の組み合わせ柄です。
久留米絣の典型的な古典柄ですが
地色を赤にして、黒と白の十字 井桁にすることで
古典柄の印象を変えてます。
パッチワーク使いなどで重宝されるリピート柄です。
一緒に写してるのは、ヨコ糸です。
トング と呼んでる 木の板に柄合わせしながら
ヨコ糸を巻いてます。
トングに巻いた糸の左の方に
タテに真っ白につながってる部分が
織るときの 右端(耳)になります。
生地の折り返しのところに耳をあわせて
織っていけば中の柄が正しく織られていくという仕組みです。
立絣のかすれ柄です。
括り(くくり)のテクニックで
かすれ模様を作ってます。
一時期よくつくってた柄で
15配色くらい作ってました。
メンズシャツなどでよく売れてました。
久しぶりに作ってます。
この柄は、珍しく注文柄ではなく、フリー柄として作ってます。
機織り機の反対側から撮った写真です。
40/2の糸が800本ほど並んでます。
絣糸と地糸の割り込み方で陰影を出して
視覚的に立体感を出すのが絣の特徴の一つだと言えます。
久留米絣 下川織物