久留米絣という名の未来を共有するインタビュー
2020年 4月 24日
氏名 橋村舞 NPO伝統工芸つくも神代表理事・絣クローゼット
- 久留米絣を知ったきっかけ(過去)
人生のルーツをたどる
私は出産後に子育てをする服として久留米絣を選びました。
丈夫で綿100%。汚れても洗える野良着。子育てに最高の服。
久留米絣に興味を持った私に祖母が一枚の絣の着物をプレゼントしてくれました
76年前の絣の着物は曾祖母が祖母のために誂えた嫁入りのお祝いのもの。
祖母の長く大切にしてきた絣の着物を受け継いだ時に、自分の中のDNAは反応しました。それ以来365日毎日久留米絣にすっかり夢中です。
- 久留米絣と私(現在)
生活やビジネスにおける関り
はじめは市販の服を購入して着ていましたが、ゆったりとしたラインの服は、出産したのに妊婦さんに間違われる日々でした。
東京の銀座や丸の内を歩けるような女性らしいデザインが欲しい。
これが服つくりを始めたきっかけです。
女性らしさが引き立つ、オフィスでストレスなく、子育てにも使える服。
現代の働く女性の万能着として久留米絣は最高。すっかり家のクローゼットが絣でいっぱいになりました。
今では一生大切に着たくなるそんな服をもっと知ってほしいと思い、オーダーの洋服や着物を提供しています。
そして久留米絣の歴史や文化を学ぶうちに日本の職人さんと伝統工芸品に魅了されてしまった私は2019年にNPO法人を設立。若い世代や子供たちにもっと伝統工芸品を使ってほしいと活動を続けています。
- 自身の人生における絣の存在(未来)
久留米絣と寄り添って、これからを生きていく
久留米絣は私にとってアイデンティティです。日本人として、福岡の八女出身として、私が私らしくあり続けるために必要なものです。
曾祖母と祖母、母と私と娘、ずっと久留米絣でつながっています。
久留米絣以外にもたくさん日本の織物はあります。どれも素晴らしい。
でも久留米絣は私には特別です。死ぬまで久留米絣の服を着ていたい。
強く丈夫で柔らかく、これからも人生におけるいろんな出来事を絣と一緒に楽しんでいきます。
<絣クローゼットさんについて>
ご自身の人生の中で常に前向きで新たなチャレンジを続けておられる橋村舞さんの
オリジナルブランドが「絣クローゼット」
「Npo法人伝統工芸つくも神」の理事としても様々な活動にご活躍中。
さまざまな事業の立ち上げで常に「どこかの誰かのために」邁進されてます。
久留米絣との出会いが、彼女の人生に大きな影響をもたらしていることを
とても誇らしく感じます。
久留米絣織元 下川織物
E-MAIL info@oriyasan.com
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