今日は絣の糸を輪状にたぐった カセ のいろんな種類をご紹介します。
まずは、タテ糸。今から糊落としの助剤に浸すので
せっかく括りをした柄がずれないように数十センチおきに糸で縛りとめてます。
1枚目と同じタテ糸です。
こちらは糊落とし→水洗したのち干しつけて乾いてる状態です。
噴射機(ふんしゃき)と呼ばれる絣の染色機械にかけてるところです。
といっても染色済みの糸なので、これから染めるわけではありませんが・・・
天気のいい日を見計らって
糊つけして、干すのを待ってる状態です。
脱水機の上に置いてるのは わがせ とよんでる糸です。
無地に染め分けて、水洗→脱水した状態です。
ムラ糸というファンシーヤーンをタテ糸に使うので
これから、糊つけして竹のさおにかけて
天日干しという作業に入ります。
さおに干すとき、よくたたいて伸ばして干すのが
乾いた後、木管に巻きつける時
仕事がしやすくなるコツです。
次の工程でスムーズに作業がしやすいように
考えながら、仕事をしていくことを心がけてます。
次の工程を自分以外の人にしてもらうなら、なおさらです。
最後の写真は、藍染の文人絣の糸を わがせ にしたものです。
輪状になってますが、それをくるっと巻いてるので
だんご状になってます。
工場にもっていって、輪状から木管に巻きあげて
たて糸の整経に使います。
ブログ書いてるうちに、
近日ご紹介予定の作業風景がいろいろ浮かんできました。
以前ご紹介したタテ糸を整経して括り工程にもっていった糸が
染色、糊つけ、括り解きまで終わったので、
その経過状況のご紹介
上写真の文人の糸 わがせ の巻き上げ工程のご紹介
柄に合わせて括り、染色した糸を図案との対比で説明
などなどです。
お楽しみに
久留米絣 下川織物