「絣人インタビュー」小倉知子さんPart 2
1)ブランドを立ち上げての感想と意気込み
(前回のインタビューから約2年が過ぎ、成長した小倉知子がここにいる)
IKI LUCAローンチの2021年5月には想像することができなかった2022年3月という現在地
-意志ある行動からすべて始まる-
登ったことのない山からの景色は
登ってみないと わからい
IKI LUCAを立ち上げて
知らなかった景色が 目の前に 少しずつ広がっていく
旅立ちのときには 予定していなかった たくさんの寄り道
想定できていなかった道草や 予期せぬ嬉しい出逢いの数々
そのたび 小さく そして大きく 火花が輝き 散って
そしてそこから 新しいものが生まれたり生まれなかったり
そのどれもが 私の IKI LUCAの こころに 少しずつ積もっていって
きっとそのすべてが この先の“旅”の糧となる 指針となるであろう
2021年5月27日に『100年愛用できる旅衣』として下川織物さんの久留米絣を100%使用したブランドIKI LUCAをローンチしました。前回のインタビュー(2020年4月)からローンチに至るまでずっと、数歩先の展開を想像することが難しかった私は、“いま”の「こうしたい!」「これやりたい!」を1つずつ丁寧に、かつその時の勢いのままに行動に移していきました。周りのたくさんの手を借りながら。全てが初めてのことばかりです。だから1歩前に進むたびに、そこにはいままで見たこともない新しい景色が広がっていたり、心躍る新しい出逢いが待っていたり。そしてまた、そこから新しい「こうしたい!」「これやりたい!」というアイデアが湧いてきたのです。
小さいけれども優しくてあったかい、そんな元気な鼓動が聞こえてくるような、目に見えない脈が、私の周りの小さいけれど愉快な久留米絣関係世界にはしっかり息づいています。そのしっかりとした脈にのって、それぞれのわくわくが少しずつ循環して、少しずつ広がっていることを実感できようになってきました。
自分がいま想像しうる先のことは、自分のいままでの経験の域を出ることは難しい。だから、ある程度道筋を立てたら、想像してばかりではなく「えいや!」と早速に動いてみる、ということがとても大切だな、と感じています。小さくてもいいので、まず1歩を踏み出す。
IKI LUCAのこれからは、まだまだ真っ白なキャンバスで、そこにどんな彩りが加わっていくのか。いまだから味わえるわくわくやどきどきを存分に楽しみながら、一歩ずつ踏みしめて前に進んでいきたいと思います。
IKI LUCAを生み出すことに手を差し伸べてくれた方、そのIKI LUCAを一緒に育ててくれている方や手に取ってくれた方、あったかいエールをくれる方、IKI LUCAを軸に広げていきたい久留米絣関係世界を一緒にそれぞれに広げていってくれる仲間や同志たち、
いつも本当にありがとうございます!!
2)IKILUCAという自身のブランドに対する思い、大切にしたいこと
IKI LUCA どういきるか
それは 自分への問い そしてあらゆるものへの問いだったり
正解はないし きっと答えもないのだろう
呼吸がしやすいところ 呼吸がしやすい自分
顔を上げて いつのまにかにやけてしまう 身体がふわっとゆるんでしまう
そんな場所だったり 人だったり
いきたいときに いきたいところへ
やりたいときに やりたいことを
会いたいときに 会いたい人に 会いにいく
そんな行動だったり
そんなふうに シンプルに生きたいし 生きてみたら
笑いたいときに 涙が出るほど笑って
泣きたいときに 何にも気にせず泣いて
悲しみたいときに とことん悲しんで
落ち込みたいときに きちんと落ち込んで
それはきっと
次におっきなジャンプをするために しゃがみ込んでいるだけだから
ジャンプしたいときに 思いっきりジャンプして
回りたいときに 目が回るくらい回って
走りたいときに 風をきってどこまでも走って
そしたらまた ゆっくりと羽を休めて たくさん寝よう
そうやって生きていこう シンプルに 自分らしく
いまどうしたいか きっと 自分が一番知ってる
とめどなく流れ込んでくる 外からのいろんなもの
ぜんぶ蛇口を閉めて 視界を遮るものは取り払って
手を塞ぐものは そこに置いていこう
そっと自分の胸に手を当てて 自分のこころに耳を傾けて
頭やこころに浮かんでくる いろんな言葉や想い
1つずつ丁寧に拾っていこう
きっとそこに 本当の自分のやりたいこと やりたくないこと
なりたい姿 なりたくない姿
そんなものたちが ふわっと浮き上がってくるのかもしれない
自分が大切にしたいものたちを はっと思い出して
また大切にして そして わくわくする自分の1歩を踏み出す
その背中をそっと押す
そんな存在のひとつになっていたい
IKI LUCAのブランドコンセプトは、
旅は、まとう衣でずっと楽しくなる
-for your 100 year journey-
3)今後の展望
代表:小倉知子がIKILUCAをどのように育てていきたいか
2022年4月以降、繋いでいただいたご縁からいくつかのポップアップイベントなどが計画できています。
4月上旬 東京
GW 倉敷
5月下旬 久留米
7~9月 東京
*詳細は、IKI LUCA websiteやSNSで告知予定です
まずは、こんなわくわくなスケジュールにしてくれたみなさまに本当に感謝です。そして、本当に始まってみないと、どんな景色がその先に広がっているのか、全く想像がつかない!というのが、いまの素直な気持ちです。どんな方たちとの出逢いがあるのか!!とっても楽しみに感じながら、1つずつ思いつく準備やこれからの仕掛け・種蒔きをマイペースに進めている、そんな2022年3月現在地です。ポップアップイベント、その1日1日が繰り広げる景色や出逢いをしっかりかみしめながら、その少し先のIKI LUCAの未来に繋げていきたいな、と。
その中でIKI LUCAが目指すはやはり「久留米から世界へ!あらゆるものをこえてゆけ!」
IKI LUCAを通して久留米絣や久留米など、IKI LUCAの向こう側に広がる景色や物語をしっかり発信していきます。その中でひとりでも多くの方と、私の大好きな地元久留米・筑後川流域の、田んぼに落ちてゆく真っ赤な夕陽の感動を共有できたら嬉しいな、と。
まずは、2022年9月末に見えている景色がとても楽しみです!!
そしてその先、IKI LUCAは、久留米絣関係世界(通称GALAXY)は、どんなものをこえてゆくのか、乞うご期待です!!
超わくわくの、その先へ
IKI LUCA|https://ikiluca.com/
Instagram|https://www.instagram.com/ikiluca/
IKI LUCA 小倉知子さんについて
2018年にお会いしてから、はや4年。
ブランドの立ち上げ、将来に対するビジョン、マーケティング戦略に基づいた販売計画と行動力。年々進化する小倉さんを「起業家支援事業」に基づいて応援させていただいている。とはいえ、多少の相談相手と注文への対応でそっと背中を後押しするくらいしかできていないかもしれないが、IKI LUCAというご自身のブランドを引っ提げて、日本のみならず海外へも向けて大きく羽ばたいていただきたい。そんな日が来るのを楽しみに今日も小倉さんの赤いスカートのための生地を工場で織ってます。
久留米絣織元 下川織物
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