伝統織物職人との出会い
~多様性の創造を求めて~ in パリ
国立高等工業デザイン学校 (ENSCI-les ateliers)
会場: ENSCI-les ateliers, 48 rue saint-sabain 75011 Paris,
5階 Salle Charlotte Perriand
日時: 2020年2月10日(月)
時間: 17時 – 19時
協力: ENSCI-les ateliersテキスタイルデザイン科
講演者: 下川強臓 (下川織物)
通訳者: 江口久美 (九州大学持続可能な社会のための決断科学センター助教)
講演の趣旨
久留米絣を次世代へ繋いでいく伝道師として職人自らがフランスのデザイン学生、テキスタイル分野のプロッフェッショナルへ久留米絣を紹介する。またヨーロッパのクリエーターとの対話と交流を通し、久留米絣の伝統を未来への多様 な可能性へ繋げ、同時に講演参加者へ久留米絣図案コンペ案内を行う。
講演者について
下川強臓。1948年創業の久留米絣織元 下川織物の3代目。伝統的な技法を継承し創意工夫を重ねながら新しい絣の発見や製造に取り組む。近年においてヨーロッパ各国のデザイナー、アーティストとのコラボレーションプロジェクトを積極的に行っている。また下川織物は、ジェトロの新輸出大国コンソーシアム事業に採択され、ジェトロパリと ジェトロ福岡の支援を受けて、海外への販路拡大を目指しています。
久留米絣とその特徴について
– 220年の歴史を持つ日本のikat織物。
– 年間8万反の生産量を有する生産地。
– ダブルイカットの製法を確立している。
– 手織りと動力織機の両方の織技術を持っている。
– 藍染めと化学染めの両方の染色技法を持っている。
久留米絣図案コンペの開催
講演参加者全員対象。詳しくは会場にてご案内します。
ENSCI-les ateliers (L’École Nationale Supérieure de Création Industrielle) について
1983年にフランソワ・ミッテラン大統領により設立認可され、文化省と産業省の権限の下にある商業および工業産業 におけるデザイナー育成を目的とした、高度なデザイン研究に特化したフランスの国立高等教育機関。創設において建 築家でありデザイナーのジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアン両氏がフランス産業への人材養成のため公的な支 援者となった。専攻は工業デザイン科とテキスタイルデザイン科。主な卒業生にMatali Crasset, Constance Guisset, Patrick Jouinなど。
ENSCI以外の参加者に対して
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