立絣十字柄

H26.6.24タテ糊2

 

立絣 十字柄のたて糸です。

糊つけして、干すところです。

綱引きの要領でひっぱって干します。

綿糸は伸びるので、後の工程(特に織工程)で

柄の不用意な乱れを防ぐために、それと

100~200多い時は800本以上のたて糸の束を

ひっぱるので、テンションを一様に保つためにも

引っ張ることが重要です。

折り曲げたところを鉄の棒にひっかけるので、

その部分がななめにずれないように気を使うことも大事です。

H26.6.24タテ糊3

 

左の方にたるんだ糸がありますが、

これは、まだ引っ張る前の状態です。

H26.6.24タテ糊4

 

引っ張った後にテンションの具合を確認してるところです。

ゆるいなと感じたら、さらにひっぱります。

ただし、すぐにひっぱらないと表面がかわいて中心と外側で

糸の束にずれが生じるため、注意しなければいけません。

H26.6.24タテ糊5

 

前回つくったときの生地見本との比較です。

括り、柄合わせ ばっちりです。

生地見本のほうは、織り上がった後 湯通ししているため

一割ほど縮んでいるので、糸のほうと比べて

柄と柄の間隔に若干の差があります。

これも計算のうちです。

H26.6.24タテ糊6

 

40Mほどの長さがあるので、反対の端も

念のため、確認しました。

こちらもばっちりでした。

このタテ糸はそんなに太くないので

今日の天気だと2時過ぎには乾くかと思いますが、

3時まで干して、とりこみました。

久留米絣 下川織物