この時期らしい明るい色目のピンクで七宝柄を。この柄は「ヌキ絣」といって、緯糸で絣柄を作っています。緯糸で絣柄を作った場合、板状の木管(=トング)に柄合わせしながら巻いていきます。その際に地色と柄の白のコントラストが弱いと柄合わせの肝である「耳」の判別が難しくなります。そのため、写真のような淡いピンクはヌキ巻き作業が困難です。そこで、経糸の色を薄くして、緯糸の色を濃く染めて、タテ糸とヨコ糸の交わりでちょうどよい色を出すことを目指しました。結果的に色に深みが出るという効果もあります。
久留米絣織元 下川織物
E-MAIL info@oriyasan.com
instagram http://instagram.com/shimogawakyozo/
facebook https://www.facebook.com/shimogawaorimono
Twitter @kasuritter
Pinterest https://www.pinterest.jp/kyozos/_created/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOZennIqkscFGNJLwnTOyKg