3代目のブログ(スタジオライブレポート2021.1.18)

<定番柄を作る意義>

久留米絣は分業制で各工程には、それぞれ専門の職人が存在します。特に整経、括り、染色、織りは専従の職人が担当し、その他の準備工程は一人の職人が掛け持ちで複数の工程を担当することが多いです。細かいところの準備工程の持ち分や進め方は各織元により異なります。これは、各織元で「立絣」「ヨコ絣」「タテヨコ絣」など生産主体が異なることや生産規模の相違、「小柄」「大柄」「幾何学柄」など得意とする柄によって製造工程の組み方が違うことなどに起因します。

定番柄として同じ柄を作り続けることは職人にとっては、反復作業によって熟練度を高める効果があり、経験の浅い若手職人に対しては技術の伝達を行いやすいメリットも挙げられます。また計画生産を立てやすいために結果的に生産効率を高めることにもつながります。

 

久留米絣織元 下川織物

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