久留米絣は専用の図案用紙に描いた図柄を元に制作していきます。図案の大きさはタテ20cm程度で、この図案のリピートで反物を織っていきます。なので図案を描くときに前後のつながりを考えて書くことが重要になります。
2種類の図案で1リピートにして大柄にしたり、緯糸の整経や木管に巻くときの工夫で柄の向きを反転させたり、上下の向きを逆にしたりと長年にわたる職人の創意工夫の中から、さまざまな応用も生まれて、知れば知るほど奥が深いので、絣の基本と応用を知るには伝える側も分かりやすく伝えるために考えなければいけないところも多いと感じています。
久留米絣織元 下川織物
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