3代目のブログ(スタジオライブレポート緯糸の交換)

絣織機は、「シャットル織機」と呼ばれる旧式の織機です。緯糸(よこいと)を木管に巻いてシャットルと呼ばれる木製の道具にセットします。このシャットルが往復運動をするときに緯糸が経糸と交差することで織物が出来上がります。必要最低限のテンションと比較的低速の運動で織物になることから、柔らかい風合いの生地を作ることができます。

緯糸(よこいと)に巻いた糸がなくなる直前に自動で止まる装置が付いてます。「光電管(こうでんかん)」と呼ばれる装置です。赤い筒にランプが灯っているのが光電管です。光電管の反対側には「ヌキ止まり」と呼んでいるL字の針金があります。これは、緯糸が何かしらの原因で途中で切れた場合に自動で止まる装置です。

緯糸がなくなって織機が止まったら、織り職人が木管を交換してまた織機を始動させます。このシャットルの中の緯糸の交換作業を絶え間なく繰り返すことで織物が出来上がっていきます。織り職人が他の織機に手を取られて放置しておくと織機は止まったままで1mmも動きません。なので、すべての織機がトラブルなくスムーズに動くように別の職人が織機のメンテナンスを毎日行うわけです。ここは連係プレーになります。

 

久留米絣織元 下川織物

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