絣のヨコ糸です。
仕上げの糊、ワックスをつけて
竹のさおに干しつけました。
赤、グリン、グレー、紫、茶の5色に染め分けました。
こういう場合、2通りのやり方があります。
白糸を括り(くくり)→括り解き(くくりとき)したのち、
黒白になった糸をそれぞれ染め分ける方法。
もう一つはあらかじめ 赤、紫、茶 等に染めた糸を
括り→染色する方法です。
今回の場合は括り(くくり)、染色した後の糸を
染め分けました。
括り、染色工程まで終わっていた時点での注文だったのですが
次の工程は、まだだったので間に合いました。
この絣の糸1本で3反分あります。
こちらの糸は、括り(くくり)、染色工程後に
糊入れして干しているところです。
でんぷん糊でかためてます。
こうすることで 括り解き(くくりとき)のときに
柄が乱れません。
天気、気温などによって、糊の濃度を微妙に加減してます。
織り工程にはいったら、これがどんな柄になるか
ご紹介したいと思います。
久留米絣 下川織物