前々回のブログ の続きです。
上の写真の状態になった糸を工場で
木管に巻き返します。
チーズワインダーという機械にかけます。
カセ糸を写真のようにかけて、結びつけて留めてる糸を
外して、木管に巻きつけます。
後は、スイッチをいれて巻き取るわけですが、
回転が速いとワガセの糸がついていけなくて、切れたり、もつれたりするので
あらかじめ、低速にVベルトの歯車を替えておきます。
この機械は、一度に10枠 巻き取れます。
あらかじめ、使用目的に応じて巻き取る大きさや何本の木管に巻き分けるか
などを決めたうえで作業に取り掛かります。
ほかの作業をしながら、片手間に巻き取ることが多いです。
この機械の周りで作業してる人を中心に2~3人が
ちょっと 手の空いた時にちょこちょこ巻いたりしてます。
順調にいけば、1回の仕込み分の糸は2日で巻けますが
他の作業に追われてるときは、あまり巻けないので
数日かけて巻いてます。
全部巻き終わったら、
いよいよ整経(せいけい)工程に入ります。
その様子は、またの機会に・・
久留米絣 下川織物