下川織物は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題であると認識し、企業が関与できるあらゆる活動を通じ、お客様と共に全従業員を通じて自らが責任を持ち、その維持向上に最善を尽くす。
下川織物は、企業活動である綿織物を中心とした繊維製品の製造・販売において次の方針に基づく環境保護活動に努める。
1 当社のあらゆる活動・商品・サービスが関わる環境側面を常に認識し全部門において環境マネジメントシステムを継続的に改善し環境保護及び環境汚染の予防に努める。
2 環境に関する法的要求事項や自主的に受け入れを決めた顧客その他の要求事項を遵守するために自主基準を設け管理する。
3 当社の活動・商品・サービスが関わる環境側面のうち、以下の項目を環境管理重点テーマとして取り組む。
- 環境負荷の少ない商品の開発に努める。
染色済み糸の管理と有効活用(最後まで使い切る工夫)別注品+自社企画で仕掛品を消化する。
土壌汚染につながる作業工程はない。廃棄物を土壌に埋めるなどは一切行っていない。
天然の地下水のみを使用。
総じて現行生産体制の維持が環境負荷の低減につながるため、現行生産設備の定期的なメンテナンスに努める。
合わせて継続的に活動していくことで、さらなる改善に努めていく。
- 廃棄物の削減に努め資源の有効活用を推進する。
工場内の整理整頓に努め、余剰在庫を減らす。
絣の製造工程において発生する「くくり糸」の再利用に努める。
染色など廃棄物排出につながる工程は、設備の整った産地内の染色加工組合で処理。
- 省エネ・省資源に努める。
経理業務を含めたデジタル化推進で紙資源を減らす。
12時から13時までの休憩時間は消灯を徹底する。
現行生産体制の維持が省電力化につながっているため、維持継続に努める。
- オーガニック素材への置き換え
現行商品についてもオーガニックコットンなど素材を置き換えての生産対応は可能である。すでに同様の対応を行なった実績も持っている。
4 この方針を達成するために環境目標を設定し当社の全従業員をあげて環境管理を推進する。
5 当社の従業員はもちろん、当社取引先関係者すべての人にこの方針を周知し環境保護意識の向上を図る。
6 地域に根ざした日本の伝統工芸の普及・維持のために活動する。
大学・企業などで絣セミナーを行うことで認知活動に繋げる。
これは日本国内のみならず要望に応じて国外においても同様の活動を行うものとする。
また自社の取り組みならず産地組合の活動の中でも同様の活動は行なっていく。
年間通して見学の受け入れは随時行なっていく。
認知普及活動を継続的に行うことは、自社の取り組みを定期的にブラッシュアップしていくことに繋がり、環境意識を常に保ち続けるマインドとなる。結果として社内全体での意識向上につながる相乗効果が生まれる。
この環境方針は当社ウェブサイト上で一般的に公開する。