絣織機は、その多くは昭和初期~中期に作られています。正確な年代は調査不足ですが産地に導入された現場レベルで申しますと昭和40年代ころまでに作られたものがほとんどだと思います。
土台をはじめとした多くの部品は「鋳物」で作られています。摩耗や破損によって部品を交換する必要があるときは、倉庫に保管している部品を使います。新たに作られているのは、木製部品と一部の革製品のみです。いままでに多くの織元さんが廃業されてきました。廃業されて織機を処分されるときに程度のよい物や消耗部品を譲り受けて倉庫に保管し、大切に使い続けています。そこには廃業された方々の想いも一緒に活かしていくという気持ちを持っています。
またこの織機が作られた年代のネジと現在流通しているネジは形式が違うため消耗・破損したネジを交換するときに合わないことが多々あります。なので、古い織機と一緒に古いネジも保管していますが、それでも微妙に合わないこともあります。
細かいところは、オリジナルで作るなど工夫しながら織機と今日も対話を続けます。
久留米絣織元 下川織物
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