3代目のブログ(スタジオライブレポート矢絣)

<絣の柄 意味>

久留米絣には、多くの吉祥文様が織られている。

吉祥文様(きっしょうもんよう)とは、縁起がいいとされる動植物や物品などを描いた図柄のことで、特に中国文化圏を中心としたアジアで広く愛されるものが多い。祝意を表し様々な柄があるが、その中でも久留米絣で使われることの多い柄を紹介したい。

・矢絣(やがすり)

弓矢の羽模様。弓は射るとまっすぐに進むだけで戻らない。ということから

結婚の際に矢絣の着物を持たせるといった習慣もあった。

また、「的を射抜く」ことから合格祈願、目的成就などにふさわしい。

矢は武士(男)としての強くたくましい成長を願い、身を守る道具、お守りの意味でも使われている縁起の良い柄。魔除けの破魔矢としても有名で日本では

古くから着物に最も多く使われてきた柄の一つ。

経糸(たていと)は、絣糸と地糸の2種類があり、あらかじめ計算された図案通りに

経糸を振り分けていく(割り込み)。

白地に4色のカラフルな矢絣の配色。

大胆な大柄の矢絣が完成。

 

久留米絣織元 下川織物

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