京王プラザホテル企画展（絣 Works） | 久留米絣織元　下川織物

京王プラザホテル企画展（2019年2月）

東京新宿の京王プラザホテルで自主開催の企画展の打診を受けたのは2017年。

都心のホテルのロビーとギャラリーというかなり広い空間を使って企画展を開催するという未経験の挑戦を決心するまでには、少しの時間を要した。正直自信がなかったからだ。いろんな方にご相談させていただき、快くご協力を引き受けてくださった方々のおかげで挑戦しようという決心がついた。展示・販売に関しての企画をまとめ、それぞれの準備プランを計画し約1年がかりでの準備期間を要し開催にこぎつけた。

広報、展示、販売、商品企画など一連の計画をまとめ上げ実行する過程は、それまでは協力者側としていろんな方の企画に参加した経験でやり方は把握していたつもりだったが、主催者となると見える景色が全く違うことに気づいた。

企画展に要する時間や諸経費はこれまでに経験したことのないものだったが「ゆるぎない信念を持つ」ことの重要性を感じることができた。自社の経営理念や職人としての生き方などを再認識する機会となり、「自分の言葉で伝える」ことの大事さを経験でき、その後の下川織物の指針を築くうえで非常にいい機会となった。

このことがきっかけで発信力をより強く意識するようになる。