3代目のブログ(スタジオライブレポート市松の考察)

<市松柄の展開を考える>

(市松柄の由来)上下左右にどこまでも繋がっていることから子孫繁栄などの意味が込められている。もともとは、石畳模様と呼ばれ文字通り石畳に使われていたが、江戸時代に歌舞伎役者の佐野川市松が衣装の袴にこの柄を用いるようになって人気を博したことから市松模様と呼ばれるようになったと言われている。

黒白の配色がもっともベーシックですが、赤、グリーン、紫などの色展開が可能です。また黒ベースに色展開するもよし、白ベースに色展開するもよし掛け合わせは広がります。

写真の市松は「12立」と職人が呼ぶ柄の大きさ(配列)。これも図案の設計〜括り工程によってもっと大きな市松にすることもできますし、逆に小さな市松を作ることもできます。市松模様が正方形ではなく、やや縦長になっているのは以前のブログで書きましたが、織りあがった後の仕上げでの収縮を計算しているからです。

 

久留米絣織元 下川織物

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