括り(くくり)解きしたヌキ(ヨコ糸)を
糊落としの助剤がはいった水に浸します。
糸の深部まで浸透するように時間をおきます。
水量豊富な井戸水で時間をかけて水洗します。
ここでも深部まで水洗が行き渡るように
時間をかけます。
前回とは違う仕上げ用の糊とワックスを
熱湯で溶かしたものに糸を浸します。
やはり深部まで浸透するように
時間をおいて浸しておきます。
糊で糸の表面の毛羽立ちをおさえ
ワックスですべりをよくする効果があります。
糊とワックスの配合は経験に基づいてます。
竹のさおに広げて干します。
3Mくらいの高さの所に干してます。
風通しのよいところで乾かすと
糊のまとまりとワックスの加減がちょうどよい具合に仕上がります。
下から見上げました。
単糸なので、乾いてくると糸の束がねじれてきます。
乾き具合を見極める目安になります。
久留米絣織元 下川織物