文人絣(ぶんじんかすり)の糸のカセ上げ(かせあげ)工程です。
織貫(おりぬき)と呼んでる生地のヨコ糸をほどいて
カセになった糸が上の写真です。
この状態では、20本の束になってます。
このままでは使えないので20本を
さらにカセ上げして20個のカセ糸にしていくところです。
20本の束が1本ずつに分かれて巻き取っています。
奥のカセ上げの枠を手で巻き取っていく分だけ
手前のさんかくがくるくる回りながらほどけていく仕組みです。
巻き取り終わった糸は、このような状態になります。
これをタテ糸あるいはヨコ糸として使った反物を
文人絣(ぶんじんかすり)と呼びます。
製作期間は、2~3か月といったところでしょうか。
久留米絣 下川織物