文人絣糸のカセ上げ

H26.5.14文人カセ上げ3

 

文人絣(ぶんじんかすり)の糸のカセ上げ(かせあげ)工程です。

織貫(おりぬき)と呼んでる生地のヨコ糸をほどいて

カセになった糸が上の写真です。

この状態では、20本の束になってます。

このままでは使えないので20本を

さらにカセ上げして20個のカセ糸にしていくところです。

H26.5.14文人カセ上げ2

 

20本の束が1本ずつに分かれて巻き取っています。

H26.5.14文人カセ上げ1

 

奥のカセ上げの枠を手で巻き取っていく分だけ

手前のさんかくがくるくる回りながらほどけていく仕組みです。

H26.5.13文人わがせ

巻き取り終わった糸は、このような状態になります。

これをタテ糸あるいはヨコ糸として使った反物を

文人絣(ぶんじんかすり)と呼びます。

製作期間は、2~3か月といったところでしょうか。

 

久留米絣 下川織物