タテ糸の整経

H26.4.15タテ整経

タテ糸の整経です。

ブルーの無地をつくります。

30/2という太さの糸で、

染色はチーズ染色というやり方で染めてます。

この染の特徴は、高温高圧で染めるため、染めムラになりにくいことです。

H26.4.15タテ整経2

糸の並べ方にもちょっとした工夫があります。

織りあがった生地にタテ筋がでないように並べるのですが

企業秘密ということで・・・

並べた糸をタテ本数になるまで、数回引っ張ります。

このブルーは、8回引っ張ってタテ本数になります。

長さは36反に合わせてます。

1反は12Mですので、12×36で432Mになりますが、

織りあがった反物を湯通しすると1割縮むので、

432Mに1割足して480M程度の長さで整経することになります。

H26.4.15タテ整経3

引っ張ってる時に糸が切れることもたまにあります。

そのときは、切れたところまで戻してつないで、

またひっぱるという作業をすることになります。

8回ひっぱったら、ビームと呼んでる鉄の枠に巻き返して終了です。

 

久留米絣  下川織物