タテ糸の整経です。
ブルーの無地をつくります。
30/2という太さの糸で、
染色はチーズ染色というやり方で染めてます。
この染の特徴は、高温高圧で染めるため、染めムラになりにくいことです。
糸の並べ方にもちょっとした工夫があります。
織りあがった生地にタテ筋がでないように並べるのですが
企業秘密ということで・・・
並べた糸をタテ本数になるまで、数回引っ張ります。
このブルーは、8回引っ張ってタテ本数になります。
長さは36反に合わせてます。
1反は12Mですので、12×36で432Mになりますが、
織りあがった反物を湯通しすると1割縮むので、
432Mに1割足して480M程度の長さで整経することになります。
引っ張ってる時に糸が切れることもたまにあります。
そのときは、切れたところまで戻してつないで、
またひっぱるという作業をすることになります。
8回ひっぱったら、ビームと呼んでる鉄の枠に巻き返して終了です。
久留米絣 下川織物