久留米絣という名の未来を共有するインタビュー
和歌山市 「をぐらや」森田さん
https://www.instagram.com/woguraya_official/
わたしたちの節句人形業界は少子化やライフスタイルの変化の影響もあり販売数が年々減少し職人さんの数も激減しています。
そのうえ、節句人形文化の薄れにも危機感を感じ、どのようにすれば興味を持ってもらえるかと日々模索しています。
まずは話題性が必要だと思い伝統を踏まえたうえで他業種とのコラボなどをし現代のライフスタイルに合った商品開発もしています。
節句人形の仕入れで全国各地を回る中、各地の伝統工芸の現場などを訪れ何かヒントを探しています。そんな中、4年前に下川織物さんをはじめて訪れ、素材の良さはもちろん、色、柄の多さ、柔軟性に今後の可能性を感じ強臓さんの久留米絣伝承の取り組みに対して規模は全く違いますが私達の節句人形業界での活動と通づるものを感じました。
私は学生時代からテキスタイルを学び主人共、前職はテキスタイルコンバーターをしていましたので生地全般に興味があります。
久留米絣の生地は国産なので日本の風土に合っています。夏は涼しく冬は暖か、私は4年前からほぼ毎日一年中久留米絣の洋服を身に着けています。着れば着るほど、洗えば洗うほど着心地がよく風合いが増します。ですので久留米絣を老若男女問わず、広い世代の方々に気軽に楽しんでもらいたいです。そして興味を持ってくださった方に生産側の話をします。人物、織機、歴史など。
それを知ることによって消費者は商品により愛着を持ち大切に思ってもらう。
これもすべて節句人形と同じ“三方よし”ですね。
海外の方にも日本産の伝統織物“かっこいい久留米絣”を知ってもらいたいです。
<をぐらや さんについて>
和歌山市で130年以上の歴史を誇る老舗の人形専門店。
https://www.ningyou-oguraya.co.jp/
一見、何の接点もなさそうな人形店さんが
久留米絣と出会うことから、新たなビジネスの機会を創出し
ひいては、自身のライフスタイルにも深く影響していく。
このことがまさに「起業家支援事業」というビジネスモデルの発想の原点。
「久留米絣の未来を作る」ということの一つの答えだという下川織物としての解釈。
久留米絣織元 下川織物
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