設立 | 昭和23年 (1948年) | |
事業内容 | 久留米絣の製造・販売 | |
所在地 | 〒834-0024 福岡県八女市津江1111-2 | |
電話番号 | 0943-22-2427 | |
FAX番号 | 0943-24-1251 | |
E-MAIL | info@oriyasan.com | |
URL | https://oriyasan.com
https://kasuri-orimoto.com |
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代表者 | 下川 富彌(しもがわ とみや) | |
従業員数 | 12名(パート含む) | |
取引銀行 | 西日本シティ銀行 八女支店 筑後信用金庫八女支店ゆうちょ銀行 |
キャッチコピー
「絣に寄り添い人生を楽しむ方を応援する織元」
企業理念
伝統工芸の技術の継承・革新に挑戦し続けることで
モノづくりの楽しさ・素晴らしさを久留米絣で表現する。
行動規範
1 チャレンジ
作りたいものをとことん楽しんで作る。
2 相互扶助
家族的経営でお互いの作業を助け合う。
3 来客歓迎
工場見学の方を温かく迎え入れる。
4 情報発信
工場はスタジオ、作業はライブ。
絣の技術、工程を可能な限り公開する。
百年企業を目指して
1948年に下川織物を設立した下川富士男の言葉「百年続けて一人前」の実現。 人と人とのつながりが百年企業を実現させるという信念のもと 絶えることのない永遠の連鎖と拡大を意味し、円満・調和の吉祥文とされる 七宝柄を好んで作り会社のロゴマークとしても七宝柄を採用。
家族的経営
昭和の古き良き時代には、大家族、親戚に支えられて家内制手工業として 成り立ってきた織物業は、時代の変化に伴い昔ながらの形態での事業継続が 難しい時代に。 百年続く会社を実現させるために下川織物として選んだ選択は「家族的経営」 血縁関係はないけど、それに近い絆で結ばれた「チーム」の形成で会社を経営。 お互いがお互いを支えあうことで「家族的経営」という新たな形の模索。
「従業員第一主義」
一緒に働いてくれるスタッフの方々の笑顔を一番に! 自分の家族、子供さんから久留米絣をつくる仕事に 携わっているスタッフさん本人を誇らしいという気持ちを もってもらえるようなそんな会社に日々成長していく事を目指していきたい。 スタッフさんが親子で働きたいという気持ちになるような会社という理想像。 そんな想いを持った人たちがつくった久留米絣が最終消費者である お客様の心に響くことを信じて。
下川織物の4つの取り組み
1 情報発信
「職人の目線で」
ライブ イン スタジオ 工場の稼働時間に合わせて平日は毎日情報発信を! 職人ブログ、Facebook、Instagram、YouTube、X、Threadsという6つのツール それぞれカテゴリー分けしたテーマに沿ってリアルタイムに発信。
2 工場見学
「始まりは工場(スタジオ)から」
オープンマインドで国内外からいろんな方を迎え入れる。 久留米絣が出来上がる過程を見ていただきたい。 久留米絣と何かの形で関わりたいという明確な目的を持った方々のための見学 として工場(スタジオ)を開放。
3 起業家支援
「久留米絣という素材をいろんな商品に活かして新しいビジネスが
どんどん生まれてほしい」
久留米絣は庶民の着物に始まり、現代においては洋服、雑貨、インテリアなど
幅広い用途に活用されている。インターネットの活用で人脈、資金力に乏しい
個人でもスモールビジネス、ネットワークビジネス展開が可能な時代。
久留米絣で起業しようという方にも積極的に供給体制を整えたい。
小ロット対応、サンプル対応などでスタートアップをスムーズに!
4 海外プロジェクト
「海外プロジェクト、国内コラボレーション企画など
久留米絣の可能性を広げる新たなチャレンジに挑戦していく」
目標を掲げて勇気をもって挑戦することで久留米絣の未来を切り拓く。 感動とサプライズを与えられるような取り組みへの挑戦。 一個人、一企業にとっても新たなことに挑戦し続けることはモチベーションの 維持につながり、やりがいをもって取り組み、成功を重ねることで得られる 確かな自信を勇気に変えていく。
これからのビジョン
職人として
220年の歴史を持つ福岡県の伝統工芸織物 久留米絣 括り(くくり)技法で多彩な柄を表現する先染め織物を 3代70年に渡って作り続ける織元 ローカルで伝統を継承し (久留米絣職人) グローバルに海外展開する (職人アーティスト) コミュニケーションビジネスという独自のスタイルを確立していく。
「グローカルコミュニケーター」
下川織物として考えるこれからの職人の在り方 先人の知恵と創意工夫によって、さまざまな技法を生み出し その技は職人から職人の手に継承されてきた。 着物、野良着、おしゃれな洋服など時代に寄り添って 様々な用途で使われ続ける久留米絣。 伝統の技を継承しながらも次世代につないでいくために 新たな可能性を探り続けチャレンジの手を止めない。
サーキュラーエコノミーに基づいた取り組み
2019年以降、欧州ラグジュアリーブランドとの商談会に参加するようになり海外展開を見据えてJTEXサスティナビリティー委員会の中で「企業のサスティナビリティ」について1年間、勉強会に参加し「サスティナビリティ宣言書」の策定に取り組みました。
2023年は、「久留米サーキュラーエコノミープロジェクト」に参加し地域に根ざした取り組みとは何かを考え実行するために勉強会に参加しています。
「グローバル」と「ローカル」の両輪で活動していくという考えは、2019年に東京で開催した「絣Works」展示会以降、一貫して変わらず取り組んでいます。
持続可能な社会のため循環型経済の実現に向けて、外部不経済をなくし生産性の効率、生産したものを無駄なく社会に還元し使い切って往生させるという「木綿往生」と呼ばれる考えに基づいた取り組みの一環として、「ハギレ放出会」を再開します。
・原材料も含めて余す所なく素材を生かしきる。
・括り糸などの生産副産物の二次活用に取り組む。
・反物からハギレまですべての久留米絣を無駄なく使い切る。
・循環する仕組みを生産関係者・社内スタッフ・顧客など全ての関係者との連携で構築していく。
産業遺産を目指して
1台のモーターから連結された20台の織機が稼働する 昭和のレトロなベルト式の力織機。 60年以上使い続けている昭和の織機が 将来 産業遺産となるよう現役で使い続ける。 この織機でしか生み出せない織物の風合いに こだわり続ける。
- 2015年 工場見学者数 1~12月 745名
- 2016年 工場見学者数 1~12月 258組 1466名
- 2017年 工場見学者数 1~12月 366組 1438名
- 2018年 工場見学者数 1~12月 383組 1542名
- 2019年 工場見学者数 1〜12月 424組 1808名
- 2020年 工場見学者数 1~12月 471組 988名 (コロナ対策として団体の来訪制限を行ったため)
- 2021年 工場見学者数 1〜12月 486組 929名 (オンライン対応含む) (2020年同様にコロナ対策として、完全予約制、入場制限などを設けました) 海外オンライン12回 インターン受け入れ2回(いずれも海外留学生)
- 2022年度 1〜12月 工場見学者数502組 1021名(うち、海外から8組。海外オンラインミーティング毎月2〜3回程度)地場産地のお取引先さまのリピートが増え、他県からの個人の方の見学も回復傾向で結果として毎日来訪者予約があり、年間の訪問組数は増加傾向。海外からの訪問やお問い合わせも戻ってきて来年に向けて期待大。
- 2023年度 工場見学者数 1~12月 446組 1360名<内訳:インターン受け入れ2回(フランス、ベルギー)、海外からの訪問客17組、オンライン対応50組>コロナ規制の緩和により海外からの訪問が増加、団体での見学や有料セミナー申し込み増加。コロナ前の見学者数に戻りつつある。