昨日の緯糸に対して、経糸は、ひっぱって干します。引っ張るといっても人の力で引っ張るので機械的な圧力で引っ張るのとは違います。糸の束の全体のテンションを均一化することで柄の乱れを防ぐのが目的です。加えて、糸の毛羽立ちを抑えて、柄のまとまりを保ちつつも織りやすい適度な糊の分量で仕上げます。括り解きの前工程での糊は糸全体を固めて、解くための目的で糊付けしますが、解き終わった後に、その糊は糊抜き、水洗します。柄合わせのための「引き合わせ」という工程のあとに今度は、別の糊とワックスを糸に馴染ませて織るための糊付けを行います。何回も糸を濡らしては干してを繰り返しながら、絣糸を仕上げていきます。
久留米絣織元 下川織物
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