３代目のブログ（スタジオライブレポート3.31）

柄を配列することを「割り込み」と言いますが、割り込みの最適バランスについての考察。絣糸と地糸は括り工程を経るか経ないかの違いがあるためにテンションの違いなどが発生します。そのため「割り込み」の際は全体に均等に絣糸と地糸を並べるほうがバランス良く柄が整います。片方に柄が偏ると生地の左右でテンションに違いが出やすいです。ただし、タテヨコ絣の場合は、部分的に経糸が入っているのは、織り安いかどうかの基準ではないので、そこがバランスの取り方と柄合わせしやすいかどうかの違いが生まれる点で、絣作り（ものづくり）は奥が深いと言われやすい所以なのかなと思っています。