3代目のブログ(スタジオライブレポート3.16)

下川織物の工場内の織機は、10台×2列で20台設置しています。織機は向かい合って並んでいて、この中央の通路に織り職人が入って、一人4~6台を受け持ちます。柄物と無地、縞などをバランスよく分配して織ります。これには理由があり、立絣、ヨコ絣など柄物は微調整しながら織っていくために、織機を止めて作業する時間が必要となります。柄物ばかりを一人の職人が受け持つと生産効率が落ちるために柄物と無地、縞を交互に配置し全体の生産性を高める工夫をしています。あとは職人の熟練度によって、柄物の担当分けを行うこともありますが、現在は職人の錬度が安定しているために織機のコンディションで柄の分配を行うことが多いです。

 

 

久留米絣織元 下川織物

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