平織り（ひらおり）とは、織り組織の一種で、経糸と緯糸を交互に浮き沈みさせて織る最もベーシックな織り方のことです。表裏が同じ表情で経糸と緯糸の交差が多いので摩擦に強いという特徴があります。
久留米絣は、「括り（くくり）」技法で柄を表現することが特徴のため、その柄をもっとも効果的に表現するのにそのほとんどを平織りで織ります。絣職人は織りの技法よりも括り、染めの技法により多く注力します。
平織りは、手織りから高速織機を用いた広幅織物まで汎用性が広いので使用する糸素材や織りの密度の違いで様々な風合いの生地が存在します。
久留米絣は、小幅で動力織機としてはゆっくりした速度でテンションを極力かけずに織るためにやわらかくて肌触りの良い風合いを特徴とします。
久留米絣織元 下川織物
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