4種類の括りパターンで柄を設計しています。最初の図案では中心から外に向かって均等に広げていくことでドット柄を作るようにしていました。
一方で久留米絣では「柄の留め合わせ」作業の際に始点をそろえて柄を作るという考えもあります。久留米絣は一人の職人が最初から最後まですべてを行うわけではなく、各工程ごとに専門の職人が存在し複数の「職人リレー」で作ります。
「柄の留め合わせ」で二つの選択肢がありましたが、結果的には仕込みの関係で両方のパターンともに作ることにしました。
最初にこの柄を作ったのは数年前の春で「筍(たけのこ)が旬の時期」。なんとなく「タケノコっぽいね」という話になり、それがきっかけで「タケノコ柄」と命名しました。
久留米絣織元 下川織物
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