経糸(たていと)は黒と白を1本ずつ交互に並べています。
これは、職人言葉としては「片羽(かたは)」と呼んでます。
1羽(ひとは)=2本が基本単位なので、1本は片羽(かたは)という呼び方です。
緯糸(よこいと)に16/1スラブヤーンという糸を使いました。
スラブとは、「均整の取れていない」という意味。糸のところどころに大きめの節(ふし)を作った糸のことで節糸(ふしいと)とも呼ばれます。
ヤーンは「糸」のことです。
経糸を片羽にすることでヨコ糸が交差するときの色の表情を楽しむことができます。
スラブヤーンの糸と経糸の黒が表に出てくると黒い大きな節が表情として浮かび上がります。逆に経糸の白が表に出てきた場合、スラブヤーンの「節」は下に隠れます。
久留米絣は「平織り」なので、基本的には表裏は同じ表情になります。
「先染め」「平織り」「片羽の交差」などの基本構造を理解し設計することで
このような表情の変化を作ることができます。
久留米絣織元 下川織物
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