図案に基づいて、括り技法によって作り上げた絣糸。
2種類の括りパターンを組み合わせることで作るのは「十字柄」
生産性や効率を考え糸本数や柄の大きさを決めるので、一見 柄の自由度が高い絣の図柄構成ですが商業ベースに基づいて柄を作るとなると、いろんな制約の中で決めていくので必然的に柄の大きさや配列はある程度限られた範囲で設計することが多くなります。
1)流通にしっかりとのせて販売していくことを考える商品性の高い絣柄
2)職人のこだわりと技術の結集で作り上げる一品物の芸術性の高い絣柄
この二つに分けて生産を考えます。
2)のこだわりの柄、芸術性を求めると生産ロスや効率ロスが発生するので
高コスト体質の絣ができることになります。
試行錯誤の中で、こだわりと商業性のバランスの取れた絣柄を作ることは
技術力と経営力を兼ね備えたハイブリッド職人として重要だと考えます。
常に自分に課する命題として「問と答え」を求めて続けています。
久留米絣織元 下川織物
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