赤系は、無地、柄物に関係なく一年を通じて安定した需要があります。
しかし、生産側は赤系は少なめに作る傾向にあると分析しています。
絣は、どうしても紺系や黒系のほうが圧倒的に需要が多いからです。
売り場が紺と黒で埋め尽くされると、どうしても見た目が地味になってしまい
赤系が欲しくなります。なので、差し色として判断してしまう場合が多いです。
売り上げ構成における色ごとの比率は、季節や年度によってもちろん変わりますが
相対的に見ると大きくは変わらないという見方をしています。
毎回、いろんな柄や無地を仕込むときに黒や紺を優先的に染色するのでどうしても赤は2番手、3番手のカテゴリーで検討することになります。反物や糸の在庫を調べて染色の割合を決めていますが、赤は視覚的に良くも悪くも目立つので少しの在庫でも多く感じてしまいがちです。もちろん在庫は実数で最終判断しますが生地の風合い、柄の種類など同じ赤系でも複数のパターンの赤系の在庫を取りそろえる必要があるため、例えば、幾何学模様の赤系は在庫があるのに花柄の赤系は在庫がないといったような状況になる場合があるということです。在庫管理の重要性を感じる瞬間ですね。
久留米絣織元 下川織物
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