ぼかし縞:色が徐々に変化していく
かつお縞:色の境目がはっきりしている
というように区別しています。
なので、これは「ぼかし縞」になります。
このような縞を作る場合、基準として6色で考えています。
これは、縞を作るときの基本という意味ではなく
私自身が職人としての経験と勘、あるいは経営者としてのマーケティング要素など
総合的に判断して作り出した独自のメソッドと呼ぶべきものです。
配色の基準
経営者目線:マーケットを考えたときに判断できる流行色など売れる要素を取り入れて配色したり、作った反物をどこに提案するかなど売り上げを意識した作りこみを考える。
職人目線:先染め織物なので、染色済みの糸を効率よく使うために手元にある色をうまく配色していく。生産効率や緯糸との兼ね合いで生産反数を決めていく。
大きい会社だと経営者目線と職人目線は別々の人物ですが
職人集団であるスモールカンパニーは、同一人物である場合が多々あります。
どちらにも長所・短所はありますが同一人物は違った視点で考えて総合的に判断するときに生まれる独特の基準に面白さがあると思います。また同一人物での意思決定の最大の特徴は、決定から現場への落とし込みが早いので、結果としてアイデアの抽出から商品化までのスピードが早いのが魅力です。
久留米絣織元 下川織物
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