<藍染めについて>
久留米絣の藍染めは「発酵建て」と呼ばれる最も手間のかかる伝統的な染め方を継承して染めています。微妙な色の濃淡で剛健にも上品にも表情を変える魅力があります。鎌倉時代には武士が鎧の下に藍の一種「かちいろ」を身に着ける習慣が定着しました。藍には消炎や解毒、止血の作用があることと「かち」が「勝ち」に結びつき縁起が良いとされたといわれています。虫や蛇を寄せつけないことから山や農作業にも重宝されてきたことと、「虫がつかない」で嫁入りの着物や布団にも重宝されていました。保温性にも優れ、肌荒れも起こしにくいため赤ちゃんの衣服にも最適です。
<織りの特徴>
経糸(たていと)は、60/2と呼ばれる細番手の綿糸を使用。繊細で光沢感のある表情が出せます。標準的な織りの組織に比べて立本数を少なくすることで柔らかさを追求。
織りの強度を補うために緯糸(よこいと)は10/1スラブと呼ばれる太くて凹凸感のある糸を使用。平織りの標準的な織り組織に比べてタテヨコのアンバランスな設計。藍染めの繊細で深みのある魅力と柔らかく凹凸感を楽しめる風合いは、テンションを極力かけずに織る久留米絣の整経、織りの工夫により実現できます。
<仕様>
タテ糸 60/2 ヨコ糸 10/1スラブ
生地の厚さ表示 標準
経糸(たていと)藍染め100% 緯糸(よこいと)化学染め100%
綿100%
織幅 約38㎝
湯通し天日干し仕上げ(約1割収縮させていますので、ご購入後そのまま裁断縫製が可能です。)
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こちらからご購入できます。
久留米絣織元 下川織物
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