国際下川絣未来賞 開催要項
開催趣旨
220年の久留米絣の歴史の中で多くの先人の創意工夫によってさまざまな柄が生み出されてきた。しかし、それは日本国内で生産、消費されるにとどまっている。
歴史と伝統を未来に繋いでいくために必要なものは何かを考えるとき、多様性が重要であると考える。近年において、下川織物では、ヨーロッパのデザイナー、アーティストとのコラボレーションプロジェクトに取り組む中で多様性を生み出し、未来を共有することで新たな可能性が広がることを実感した。2020年において、パリでデザインコンペを開催し、新たなマーケットの可能性を見出したい。
開催内容
エントリーされたデザインの中から下川織物およびプロジェクトチームで審査を行い
未来賞と奨励賞を表彰。使用したデザインで実際に久留米絣を制作。
受賞者には記念の表彰状と制作した生地を12m進呈。
生産において144m×3ロールのロットが必要なため残りの生地についての
全ての権利は下川織物に帰属し、制作後 日本及びヨーロッパでのマーケットを中心
にプロモーション、販売活動を行う。その際、デザイン者の名前は基本的には公開する。
応募条件
ENSCIでの講演会参加者を対象とする。未来を共有するために久留米絣のことを知っていただくことが条件。
応募方法
指定した図案用紙にデザインを制作し、PDFにてメールで応募。
応募先
審査員
下川織物およびENSCI講演会プロジェクトチーム
審査基準
伝統の継承と革新。今があって未来が生まれるというメッセージを感じられるもの。
図案のクオリティーに加えて、その柄を作るに至った背景を重視したい。例えば、久留米絣職人との出会いを今後どのように活かしたいのか、絣未来大賞に応募したいと思った動機などあなたの溢れる情熱を図案とともにコメントを添えて応募していただきたい。
コミュニケーションを大事にしながら制作を行う。そのため、メール、Skype、メッセンジャーなどのツールで5月〜9月に常に連絡を取り合える人が前提。職人(私)とのコミュニケーションを楽しみながら、制作の過程を共有できる人。
選考対象
ヨコ絣のみとする。
経糸は、無地およびストライプ
緯糸は絣技法による柄の表現
ヨコ絣は自由な柄の表現が可能な技法が特徴である。
図案を書く際の注意点
柄の表現は自由。ヨコ糸での表現。両端は、それぞれ1.2センチ空白が必要。
図案用紙については、下部からダウンロードしてください。
選考数
未来賞と奨励賞を各1
受賞者への贈呈
制作したオリジナル生地を12m贈呈。
表彰状を贈呈
申込期限
2020年3月31日(日本時間)
受賞者発表方法
当選者に直接メールで案内する。
受賞者発表日
2020年5月1日(日本時間)
制作期間
2020年5月2日〜9月15日
表彰
EMS(日本の国際郵便)にて発送。
生産した生地の扱いについて
下川織物で全ての権利を要し販売する。
注意点
受賞者とは、図案に関する取り扱いについて、契約書を交わした後、制作を開始します。
コミュニケーションを図りながら、制作することを重視するため、連絡がつかなくなった場合、制作を延期する、またはとりやめる場合があります。
受賞、落選に関わりなく、全ての応募作品に対して、評価を行い申込者に返信します。
応募された柄のうち、落選された柄については受賞者発表後、評価のコメント返信と同時にデータの破棄を行います。
その他
質問事項があれば、以下のメールで対応します。
この要項は下川織物ウェブサイト内でも「国際下川絣未来大賞」について
確認できます。
図案用紙
図案用紙ダウンロード Télécharger le papier dessin
参考資料:ヌキ絣(ヨコ絣)柄の構造参考画像
アンケートと個人情報の取り扱いに関する同意にお答えください。
Veuillez répondre au questionnaire et à votre consentement concernant le traitement des informations personnelles.
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