文人絣を作るとき
織貫(おりぬき)という生地を藍染します。
ヨコ糸をほどいた後の タテ糸です。
絣を作るときの 括り糸(くくりいと)みたいなものです
左ののバケツが ワックスを熱湯で溶かしたもの
右のバケツは ケタコールという 糊を熱湯で溶かしたものです
両方を バランスよく配合して
文人のカセ糸に浸します。
手でまわして 糸1本1本に均等に
しみ込むように愛情込めてゆっくりかき回します。
藍染めした 絣の横糸
お次は これを ワックスとケタコールにつけます。
これも 柄が乱れないよう
手でゆっくりと愛情込めて まわして
1本1本に均等に糊と油がいきわたるようにしてから
15分~30分程度 浸します。
さらに カセ糸
16番 ムラ糸 を濃紺で 化学染めしたものです。
これは タテ糸に使うので
ケタコールを濃いめに 配合して 浸します。
30分くらいがちょうどいいかと思います
昨日は 雨で 反物が 乾かなかったので
今日は まとめて 湯通しです。
この作業を全部やって
干し終わるのに
朝7時半からはじめて
10時半までかかりました。
久留米絣 下川織物