久しぶりに晴れました。
たまった絣糸を糊つけて、さお干ししました。
手前の糸は 市松柄 タテ糸です。
水洗して、干しつけてます。
いったん、乾かして、あらためて糊つけします。
ヨコ糸です。
括り(くくり)染色したのを でんぷん糊を付けてます。
乾いたら、バリバリに固まります。
柄が乱れずに括り糸をほどくことができます。
藍で染めた カセ糸です。
20/4という 太い番手の綿糸です。
糊とワックスをつけてます。
乾いたら、木管に巻きなおして(チーズ巻)タテ糸に使います。
この糸をタテ糸に使ってるのは、
久留米絣では、当工場だけと思います。
括り解き(くくりとき)したあと、
でんぷん糊をおとして、水洗した後
仕上げの糊(ケタコールというのを使ってます)と ワックスをつけて
干してます。
この糊は、バリバリに固まりません。
ワックスも入ってるので、柄がみだれないよう
まとまりがあるけど、1本1本にわかれていくようにしてます。
この糊の加減が、後の仕事の良し悪しに影響します。
全部干し終わりました。
全部で17本になりました。
これは、さおを上にあげる時につかってる棒です。
私が仕事はじめたときにはすでにあったので、
いつからつかってるかわかりませんが
私よりながく働いてるのは間違いないです。
どうみても 蹄鉄 です。
これに 竹のさお をひっかけて さおを持ち上げます。
こんな感じです。
コツは、さおに ひっかけたら、ひねって
さおが動かないようにすることです。
ひねり が足りないともちあげるとき さおが
すべってきますので ご注意
久留米絣 下川織物