多種多様な絣を生産

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今日は、今現在 工場で織ってるいろんな生地の一部を

ご紹介いたします。

20台の織機を稼働している下川織物の特徴の一つは

多種多様な絣を織っているということです。

他社にはない独創性の強いものもあります。

上の写真は、パステル調の多色使いがきれいなチェックです。

チェックが織れる織機は現在3台稼働中です。

このチェックは、糸に特徴があって

ムラ糸というファンシーヤーンをタテヨコ使ってます。

この糸をつかってる絣織元は現在 弊社のみです。

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こちらもチェックですが、タテ糸は、藍染の濃淡で染め分けてます。

これもムラ糸をタテヨコ使用しています。

このムラ糸は、カセにして染色したのち

毛羽立ちを押さえるため、糊つけして木管に巻き返してから

たて糸を整経するという工程が必要なので

見た目にはわからない手間がかかってます。

この糊つけの加減でカセ糸の巻き返し工程、整経、機織りの

各工程に影響するので、糊つけの最適な量を

つかむのにずいぶん苦労しました。

この糸を使い始めた当初にくらべたら

ずいぶんコツをつかんできましたが

あつかいにくい糸なので

他の糸に比べるとかなり仕事の手間がかかります。

が、生地の風合いが好評なので

コンスタントに生産していますが

手間がかかるということで

生産性にまだ問題がありますね。

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こちらは、縞絣です。

括り(くくり)工程がないので

ある程度の生産ロットで仕込めば

他の生地に比べて生地単価は安くできます。

絣で最もよく使用する40/2と20/1という糸で

タテヨコ織ってます。

先染め、自社整経の強みを活かして

様々な縞絣を生産しています。

定番的に作ってる縞絣のいろいろを

今度ブログでもご紹介させていただきたいと思います。

3柄のみのご紹介になりましたが、

続きは パート2で・・・

 

久留米絣 下川織物