3代目のブログ(スタジオライブレポート5.12)

<配色を考える>久留米絣は「平織り」と呼ばれる最もシンプルな織り組織。構造上は、タテ糸とヨコ糸が1:1の比率で色が表現されます。しかし理屈通りにならないのが面白いところ。色の相性や組み合わせで経糸がより強く反映されたり、その逆だったり。写真のような黄色と赤の組み合わせは、普段あまり用いることのない配色ですが経糸を黄色にするか赤にするかで、全く違う表情になります。経糸を黄色に選んだのはよりやわらかい表情を作りたかったという点がありますが、職人としての技術的な観点からの判断もあります。下の写真のように緯糸を板状の木管に柄合わせする際に緯糸を明るい黄色にすると柄の判別が出来なくなるので緯糸を巻けないという問題が発生します。

 

 

久留米絣織元 下川織物

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