3代目のブログ(スタジオライブレポート実験的思考)

絣の仕込み(主に括り工程における糸の必要準備量が基準)

経糸は図案によって大きく左右されるので12反、24反、36反と様々です。緯糸は、括りの量が決まっているので柄が変わっても1回の仕込みは36反が基準です。糸の太さや長さ等で前後します。経糸と緯糸がちょうど同じ分量で仕込みできれば、ロスが出ませんが、そんなことは滅多にありません。どちらかが余る場合が多いです。

せっかく仕込んだ糸を無駄にするわけにはいかないので、効率よく使っていく工夫をしていきます。写真の柄は、別々に仕込んだ経糸と緯糸同士を掛け合わせて織っている様子です。なので、経糸のストライプと緯糸の亀甲柄には、何の重なりも生まれていませんが色の相性はうまくいってるので、「ランダムな重なりのこの柄が面白い」となることも多いです。元々の生産計画の中で作った柄ではないので、1反〜2反くらいしか作れていないことがほとんどなので、この柄をきっかけにまた新たな注文が入ることも多々あります。

 

久留米絣織元 下川織物

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