＜配色と密度のバランス＞
織物の強度を考えた場合に密度の計算は必要になります。使用する糸の太さによって経糸または緯糸の本数は基準値が存在します。
基準値よりも下がると品質に影響する場合もありますが、個性的な風合いが生まれる確率は高まります。そのさじ加減を考えるのも新しい織物を作るときの醍醐味になります。
この生地は、織りの密度に変化をつけることで生地の厚みや風合いを工夫しています。結果的には、経糸と緯糸の交差によって表現される色味の面白さも出すことができました。
通常の「ぼかし縞」に比べてマイルドな変化が特徴です。
久留米絣織元 下川織物
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