ヌキ(ヨコ糸)の糊入れ

H26.5.24亀甲アラレ ヌキ糊入れ2

 

亀甲アラレ柄のタテ糸の製造工程をご紹介してきましたが、

今日は、ヌキ(ヨコ糸)の工程をご紹介します。

亀甲アラレ柄のヌキ(ヨコ糸)の糊入れです。

括り解き(くくりとき)したのち、

でんぷん糊を落として、水洗した後の工程です。

今度は、ケタコールという化学糊とワックスを付けます。

摩擦による糸の表面の毛羽立ちを防ぎ、

なおかつ、糸の滑りをよくするために重要な工程です。

柄が乱れないよう1本1本丁寧に手で回しながら、なじませます。

H26.5.24亀甲アラレ ヌキ糊入れ3

 

その後、20~30分ほどつけこみます。

表面だけでなく、中までしっかり浸透させます。

H26.5.24亀甲アラレ ヌキ糊入れ4

 

専用の脱水機で絞ります。

H26.5.24亀甲アラレ ヌキ糊入れ5

 

竹のさおに広げて干しつけます。

H26.5.24亀甲アラレ ヌキ糊入れ6

 

単糸なので、乾いてくると写真のようにねじれてきます。

糸の表面だけでなく、芯までしっかり乾くまでよく乾かします。

今の時期だと朝一で糊つけして、干して夕方には乾きます。

丁度良い加減で糊つけができて、柄が乱れずにきれいに乾いてます。

H26.5.24オマケ

 

最後は、おまけ画像です。

今日は土曜なので夜8時からのサッカーの練習に行ってきます。

ワールドカップ直前でテンションあがってます。

 

久留米絣 下川織物