3代目のブログ(スタジオライブレポート ヌキ)

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緯糸(よこいと)のことを「ヌキ」と呼んでます。絣織機で使用するヌキは、2種類の木管で巻きます。緯糸に括り技法による染め分けで柄を施した場合は、板状の木管に柄合わせして巻きます。

黒く塗り分けられた中央に入ったラインを目印に柄合わせすることで生地幅と木管に柄合わせした幅が一致することで、白い部分が織り重なり、柄が浮かび上がります。この木管1本で織れる長さは20cmちょっとしかなく、織り始めたと思ったら、すぐに無くなって織機はストッパーの働きによって停止するので、職人は木管を入れ替えて、その際に柄合わせの確認を行って再び織り始めます。織ってる時間よりも織機が止まってる時間のほうが長い場合も多々あります。そのため、一日で織れる長さは、平均で20m前後です。

緯糸(よこいと)が無地の場合は、自動管巻き機械で棒状の木管に巻きます。久留米絣は糸を染めてから織る「先染め織物」のため織機ごとに違う色のヌキを織ることが多く、高速機械で効率よく巻くことが必須です。糸の太さ(番手)は、常に一定ではなく、太番手や細番手があり、太番手の場合は、1本の管で織れる長さは、50cmほどですが細番手の場合は、1m程度織ることができます。そのためヨコ絣に比べて、一日に織れる長さは、倍以上になることもあります。

 

久留米絣織元 下川織物

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