文人絣の糸をチーズに巻く

H26.5.13文人わがせ

 

前々回のブログ の続きです。

上の写真の状態になった糸を工場で

木管に巻き返します。

H26.5.14文人チーズ巻1

 

チーズワインダーという機械にかけます。

カセ糸を写真のようにかけて、結びつけて留めてる糸を

外して、木管に巻きつけます。

H26.5.14文人チーズ巻2

 

後は、スイッチをいれて巻き取るわけですが、

回転が速いとワガセの糸がついていけなくて、切れたり、もつれたりするので

あらかじめ、低速にVベルトの歯車を替えておきます。

H26.5.14文人チーズ巻4

 

この機械は、一度に10枠 巻き取れます。

あらかじめ、使用目的に応じて巻き取る大きさや何本の木管に巻き分けるか

などを決めたうえで作業に取り掛かります。

ほかの作業をしながら、片手間に巻き取ることが多いです。

この機械の周りで作業してる人を中心に2~3人が

ちょっと 手の空いた時にちょこちょこ巻いたりしてます。

順調にいけば、1回の仕込み分の糸は2日で巻けますが

他の作業に追われてるときは、あまり巻けないので

数日かけて巻いてます。

全部巻き終わったら、

いよいよ整経(せいけい)工程に入ります。

その様子は、またの機会に・・

 

久留米絣 下川織物